フジとの出会い
私は今、沖縄県本部町にある沖縄美ら海水族館に来ています。みなさんはこの沖縄美ら海水族館にいる尾びれを失ったイルカ、フジのことをご存知ですか。2002年の秋、メスのバンドウイルカ、フジは原因不明の病気で尾びれのほとんどを失います。水族館で飼育されるイルカは外敵や飢えの恐れはありませんが、一方でイルカ本来の動きができなくなったフジには命に関わる別の問題が生まれました。今日はそんなフジを、なんとか元通りに泳がせてあげたい、と人工びれを作るプロジェクトを発案した、沖縄美ら海水族館獣医師の植田啓一さんに詳しくお話を伺っていきます。
書籍『ドリーマー〜夢見る大人たち〜』より抜粋

このようなストーリーの中で、フジ自身はどのようなことを感じて何を思っていたのでしょうか?ラジオの取材で初めてフジに会い、その後、雑誌『SPAFINDER』の取材で再会するまでの間、そしてその後もずっと。。フジから送られてくるメッセージを“観じ”ながら沖縄〜東京と離れた距離を超えてフジと繋がっていました。

『ドリーマー〜夢見る大人たち〜』の本の中ではご紹介できなかったフジと私とのもう一つストーリーをご紹介してきたいと思います。

*叶佳先生とフジとのもう一つのストーリーは、会員様ページにて順次公開していきます。

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